分別したゴミの保管場所に困っている人
こんにちは、ぼくが九九位です。
突然ですが、みなさんの住んでいる地域では、ゴミは何種類に分ける必要があるでしょうか。
住んでいる地域によっては、より細かくゴミの種別を分ける必要があるかもしれません。しかし狭い一人暮らし部屋の空間内で、ゴミを分別し保管するのはけっこう負担……というか無理ゲーです。
狭い部屋に暮らす人が過ごしやすい部屋づくりをするために、ゴミの置き場所の工夫はかかせません。
そこでこの記事では、狭い部屋歴10年超の筆者こと九九位が、狭い部屋向きゴミの置き場所を5つご紹介します。
この記事の内容を実践すると
- 部屋の快適性が上がる
- ゴミが目立ちづらくなる(置き場所による)
- 厄介な生ゴミの上手な保管方法も分かる!
- 部屋の衛生管理がめちゃくちゃ楽になる!!
快適性を保ちつつ、なおかつある程度ゴミを捨てるときまで邪魔にならないよう保管するめちゃくちゃ簡単なノウハウばかり。
一人暮らしの部屋を快適な最強空間にしたい人は、さくっと眺められる内容になっているのでぜひご覧くださいませ。
狭い部屋を広々使うために知っておくべきゴミの置き場所5選
ではさっそく、狭い部屋の快適性を損なわないゴミの置き場所について解説していきます。
下記の5か所が、狭い部屋でも有効に利用できるゴミの置き場所です。
- ベランダのスペース
- 靴箱の中
- シンクの下
- フックがつけられる壁
- 冷凍庫や冷蔵庫
ベランダのスペース
部屋にベランダが備わっているなら、ゴミを置く場所として利用することができます。
ベランダがゴミの置き場所として優れている点
日常的によく足を踏み込む場所ではないので、多少面積を圧迫したところで生活に不便が出にくい
ただし、2点ほど気をつけておきたいことがあります。
まず基本的にベランダは「外」だということ。屋根があろうが庇(ひさし)で遮っていようが外気に触れるスペースです。
雨が降れば置いてあったゴミは濡れます。気温が上がればその熱はダイレクトにゴミへと伝わります。
隣近所の人に迷惑になるかもしれませんからね。
2つ目の注意点は、集合住宅のルールについて。
ベランダは基本的に自分が専用で使えるスペースですが、廊下と同じように住民みんなのもの(共用部分)と定められています
つまりどういうことかというと、あんまり好き勝手にものを置くことができないということです。
火災などいざというとき、ベランダは避難経路として使われますからね。邪魔になるものを置いちゃいけないって説明されれば、「まあ確かに……」と納得せざるを得ません。
とはいえガチガチのルールというわけではありません。邪魔にならない物量だったり建物の美観を損ねない範囲だったりであれば、ものがあっても大丈夫です。
(じゃないと洗濯も干せません)
と諸々の事情を加味した上で、ぼくが考えるベランダの使い方は、
ペットボトルや水濡れ対策をした段ボールなどを、
- 外から見えない範囲で置く
- 足場を確保できる程度に置く
です。上階の人は外からの視線が少ない分、ベランダはゴミの置き場所として利用しやすいでしょう。
靴箱の中
部屋の玄関に備え付けの靴箱があるなら、その中をゴミの置き場所として使うことが可能です。
靴箱の中がゴミの置き場所として優れている点
扉を閉めてしまえばゴミが視界に入らないので、部屋がすっきりする
インテリア性にこだわりたい人は、生活感のあるゴミが視界に入ることがストレスになることもあるはず。
ただしこちらもベランダ同様2点障害があります。
1つ目は靴箱の中が閉じた空間であるということ。ゴミから出た湿気や臭いが靴箱を汚染する可能性があることに注意が必要です。
ですので靴箱に入れるのは
- 段ボールや雑誌など乾燥しているゴミ
- 使わなくなった小型の電化製品や衣類などの不用品
などに限定するのがおすすめです。
2つ目の問題点としては、そもそも余白スペースがないとゴミの置き場所として利用が難しいことが挙げられます。
ですので……
- 季節・天候でいろいろ履物を変える人
- スニーカーの収集家
などは靴箱のスペースは利用しづらいかもしれませんね。
ちなみにぼくは仕事用の革靴、プライベート用のスニーカー、ちょっとそこまでっ用のサンダル、計3足で基本的には生活しています。ですので下駄箱スペースはほぼほぼ収納スペースとして活用中といった感じ。
(雪国なので冬用シューズなどもありますが、収納に大きな影響はなし)
シンクの下
シンク下も狭い部屋にとっては貴重な収納スペース。
調理器具や食器、保存食や調味料などを入れておくのがセオリーですが、ゴミを入れちゃいけないなんて法律はありませんから活用できる人は積極的に活用するべきでしょう。
シンク下がゴミの置き場所として優れている点
- 扉がついているので居室に臭いが洩れるのを防いでくれる
- ゴミを隠すことができる
何も入っていない状態であればそこそこの収納容量を誇るので、大きなゴミ袋にたっぷりゴミを蓄えることが可能。おしゃれな部屋づくりにこだわりたい人は、生活感の塊であるゴミを隠すことができる点も、大きなメリットとなるでしょう。
とはいえ冒頭にも記載したとおり、本来シンクの下のスペースに入れることを想定しているのはゴミではありません。
キッチンに置くべきものを他所に移してまでゴミの置き場所とするのは愚の骨頂
普段からキッチンの前に立つことが多い人にとっては、シンク下はゴミの置き場所として使いづらさがあります。
個人的には狭い部屋では満足に自炊することが難しいので、そんなに調理器具や調味料などを置いておく必要もなく、結果として収納に利用できるスペースはそれなりに確保できると思っています。
フックがつけられる壁
100均などで販売されている市販のフックをつけられる壁があれば、ゴミ袋をひっかけておくことができます。
フックがつけられる壁がゴミの置き場所として優れている点
- ゴミをすぐに捨てられる
- ゴミ袋をすぐに交換できる
床に置いたゴミ箱や、先に紹介したゴミの置き場所に比べて、壁にひっかけたゴミ袋は手の届きやすい場所にある分ゴミを捨てやすいです。
ゴミ袋がいっぱいになったらすぐに交換できる点も、時短という面で大きなメリットですね。もはや実用性としては最強かもしれません。
反面、看過することができない欠点もあります。
- フックの種類によっては重いゴミはNG
- フックの種類によっては壁を傷める
- ゴミが目立つ
購入する場合は壁との相性を考慮して商品選びをすることが重要ですね。もし磁石のくっつく壁ならマグネット式のフックが壁を傷めることなく設置ズレの失敗もないのでおすすめです。
それと視界に入りやすい位置にゴミ袋がある状態となり、部屋の美観を少なからず損ねてしまいます。
気になる人は中身が見えづらいゴミ袋を使うか、おしゃれな紙袋なりにゴミ袋を入れて使ってみてはいかがでしょうか。
冷凍庫や冷蔵庫
決して広いスペースではありませんが、冷凍庫の中もあるゴミを保管しておくのに向いています。そのゴミとは、生ゴミ。
冷凍庫や冷蔵庫が生ゴミの置き場所として優れている点
- 臭いや害虫の発生を抑制してくれる
生ゴミは温度が高い場所に放置しておくと、雑菌の繁殖が早まり、臭気の素となります。季節によってはムシが寄ってくるor湧くでしょう。
逆に温度が低ければ低いほど、雑菌の繁殖は停止に近づきます。そのような環境に近いところは居室狭しといえど1ヵ所あるはず……そう冷蔵庫・冷凍庫です。
しかし雑菌の繁殖を完全に防げる訳ではないので、きちんと対策をした上で置き場所として利用するのが重要。
(次項で詳しく解説しますね)
普通に置き場所に保管するのはNG! もっとも厄介な生ゴミの処理について
一人暮らしの部屋の中で出るゴミで、もっとも厄介な存在なのが――生ゴミ。
どこを置き場所にするかに関わらず、保管には最新の注意が必要となります。
先ほど紹介した冷蔵庫や冷凍庫を置き場所にすれば、ある程度抑制ができるのでスペースがあれば活用したいところですが、無策でやるのはとっても危険
というわけで、生ゴミをすぐに部屋の外に捨てることができないときの上手な保管方法について紹介です。簡単な方法がいいと思ったので、今回紹介するのは下記の3つに絞りました。
- 袋に密閉する
- 水洗いする
- 乾燥させる
袋に密閉する
生ゴミが外気に触れないように、なんでもいいので袋に密閉して保管するのがシンプルながら有効な臭い・害虫対策になります。
- 臭いが部屋の中に逃げない
- 害虫が寄り付かない&害虫が湧いても部屋の中に逃げられない
冷凍庫や冷蔵庫を置き場所にする場合も、他の食品や庫内に影響が出ないよう、しっかりと袋の口を結んでおくのが重要です。
使用する袋は新品のゴミ袋でなくてもOK。スーパーで冷凍食品などを入れるのに使ったポリ袋や別の食品を入れるのに使って後は捨てる予定だったジップロックなどなど……。
水洗いする
生ゴミの種類によっては、表面を水洗いしてから保管することで、臭いや害虫の抑制が期待できます。この方法が有効な生ゴミとしては、
- 卵の殻
- エビやカニの殻
- 肉についていた骨
などです。表面がさらっとするので、感触としても不快感が激減するはず。
もちろん水洗いした後に水分を飛ばす時間が必要です。食後の歯磨きをしている時間などを活用するといいでしょう。
乾燥させる
生ゴミに含まれる水分を栄養にして、細菌は繁殖します。ですので置き場所に保管する前に生ゴミを乾燥させておくと、細菌による臭いの抑制が可能です。
やり方
キッチンペーパーやチラシなどで生ゴミを包む
これだけのことなので、大きな負担にはなりづらいかと。生ゴミが小さいものならティッシュでも十分ですね。
前項で水洗いした生ゴミも、同じように対応できれば重畳です。というより紹介したすべての方法を実践するのが理想ではあります。ですので……
- 袋に密閉する
- 水洗いする
- 乾燥させる
順番としては②→③→①で実践するといいでしょう。
(②は生ゴミの種類によって省略OK)
その上で冷凍庫や冷蔵庫に保管すれば、夏場でも5~7日くらいまでであれば安全に保管しておくことができると思います。
可能であれば、やはり早めにゴミステーションに持ち込むのが賢明ですね。
そもそも管理が面倒なゴミを出さない生活もおすすめ
ここまで紹介してきたように、ゴミの種類によってはゴミ袋を分けなくてはならずスペースが確保できない、置き場所に保管する際にトラブルを避けるための処置が必要、といった面倒ごとが付きまといます。
そういったゴミの管理が面倒だ、と感じた人も多いはず。そこでぼくがおすすめしたいのは
管理に手間のかかるゴミが出そうな商品は買わない生活
を心がけるということ。
一人暮らし生活をしていて発生する管理が面倒なゴミとは、
- 生ゴミ
- 段ボール
- 雑誌
- カン
- ビン
- ペットボトル
など
が想定されます。普通のゴミとは別にしておいたほうが良いゴミばかりですね。
もし上記のゴミがすべて出るようなら、それだけでゴミを6つに分けておかなくてはなりません。
最初に紹介した狭い部屋を広々使うための置き場所をフル活用したとしても、完璧に管理するのは難しいでしょう。
個別に管理が必要なゴミを一つでも減らせば、その分ゴミの置き場所に悩まなくてもよくなります。つまり買い物をするときからゴミの種類まで意識することが大事ということ。
たとえばぼくのゆるーい自分ルールで
基本的に家ではお酒を飲まない
というものがあります。これでカンやビンのゴミはほとんどなくせました。
お酒は好きですが飲まないとストレスが溜まるということもなし。ジュースはペットボトルで買えるものに限定して買えばよし。
この記事を書いている直近にもちょっといいワイン「ボジョレーヌーボー」を飲む機会がありビンのゴミが出ました。ぼくの場合、ビンは溜めることなくすぐに捨てるようにしています。1本だけで捨てても問題ありませんからね。
ゴミの種類を減らす、ほとんど溜まることがないゴミはすぐに処分する。この2点を意識すればゴミの置き場所が足りなくなることはほとんどなくなります。
また、夏場は生ゴミが出る食材を買わないようにもしています。
野菜やフルーツは出来合いの惣菜や皮をカットしてある物を買えば、生ゴミが出ないのでおすすめ
一人暮らし1年目のとき、ぼくは夏の暑さと生ゴミの相性の悪さをまったく知らなかったため、害虫に苦しまされた経験があります。
みなさんには未来永劫、害虫バージンであってほしいので、ついでみたいに記載しましたが実践優先度はわりと高めです。
もし栄養のことを考えて野菜やフルーツを食べているなら、サプリメントのほうがおすすめ
食事の時短になるだけでなく金銭的なコスパもグッド
栄養のために食べたくないものを食べてもストレスになっちゃいますからね。
(ぼくはナスがNGです。たとえ一流シェフが食べやすいように調理したとしても、素粒子レベルにまで分解して料理に混ぜ込んだとしても口にはしないでしょう)
狭い部屋を広々使うために知っておくべきゴミの置き場所5選|まとめ
ここまで駄文を眺めていただきありがとうございます。1年ブログやっていてこんな文章で申し訳ありません。
最後に今回の重要なポイントをプレイバック。
狭い部屋を広々使うために知っておくべきゴミの置き場所5選
- ベランダのスペース → 気候・天候に左右されづらいゴミを邪魔にならない範囲で
- 靴箱の中 → 平たい段ボールや雑誌など
- シンクの下 → 自炊アイテムが少なければ活用しやすい
- フックがつけられる壁 → ゴミが目立つがゴミをすぐ捨てられる
- 冷凍庫や冷蔵庫 → 生ゴミを数日処分できないときに(ただし万が一のことを見越した処置をしておくこと)
冒頭にも言いましたが、狭い部屋ではゴミの置き場所にたくさんのスペースを割くことは難しいです。
対処法としては上記のようにゴミを邪魔にならない置き場所に保管する、もしくはゴミの種類が増えすぎないよう注意することが求められます。
必ずしも野菜を食べないと栄養が偏って不健康になるわけではありません。別の食事で栄養を整えたり、サプリメントを服用したりすれば、十分健康的な生活は送れますよ。
ゴミの種類が増えたら足の踏み場が減ります。足の踏み場が減ることによるストレスのほうが不健康につながることもあるでしょう。
今回の内容を参考にスムーズな移動ができる部屋づくりをしてみてくださいね。
それではまた!