- 食事にマンネリを感じ始めた人
- 水やお米などの調達に苦労している人
- これから自炊に挑戦したいなと思っている人
- パルシステム利用者の生の評価を知りたい人
こんにちは。料理研究家って料理の何を研究しているの? という疑問を抱えている九九位(@kukui_hitori)です。
突然ですが、『パルシステム』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
パルシステムを知らない人は「コスパのいいサービスなの?」「一人暮らしでも利用者っているの?」などと感じる人が多いと思います。
またパルシステムの存在を知っている人は「入会を検討しているけど、お得な始め方はあるの?」「退会って簡単にできる?」といった疑問を抱えているのではないでしょうか。
上記のような質問をすべて解決できるように、こちらの記事を作成しました。
- パルシステムのサービスについて
- パルシステムのお得な始め方
- パルシステムのメリット・デメリット
- パルシステム利用検討中の人が知りたいQ&A
初めにこれだけは言わせてください。パルシステムの「おためしセット」だけは、すべての人に超おすすめ。買わなきゃ損レベルです。
パルシステム利用経験者であるぼくの評価をベースにして内容を作成しました。。もちろん忖度ナシ。デメリットもしっかりお伝えします。
毎日同じものばかり食べている人は、パルシステムがマンネリ脱却のいいきっかけになると思います。お暇な時間にちびちび眺めていってくださいませ。
パルシステムが一人暮らしに向いていると感じたポイント
まずぼくがパルシステムを利用してみた率直な感想。
「あ、このサービスめちゃ便利」
生協と聞くと子供のいるファミリー向けのサービスという印象を持つ人も多いはず。ですが調べてみると、ぼくみたいに一人暮らしでパルシステムなどの生協を利用している人は意外と多くいるようでした。
その理由は前述した感想のとおり、一人暮らし生活でメリットとなるポイントが複数あるためです。
もったいぶる意味もないので、記事の序盤ですがそのポイントからお話ししていきましょう。
パルシステムが一人暮らしに向いていると感じたポイント
- 買い物の手間が激減する
- おためしセットが超オトク
- 一部のゴミを回収してもらえる
- 不在でも置き配してもらえる
- 自炊のきっかけになると感じた
- 冷凍弁当など時間や手間がかかりづらい食品もある
買い物の手間が激減する
パルシステムは注文した商品を部屋まで届けてくれますので、自分で買い物をする手間を大幅にカットできます。
ぼくの場合1週間に平均3回ほど買い物に行っていましたが、パルシステムを利用することで1回、多い週でも2回の買い物で済むようになりました。
仕事帰りにスーパーに立ち寄る場合、どんなに急いでも20分くらいは帰宅時間が遅くなってしまいます。つまり自分の時間が20~40分ほど週間で増えたということ。
そういった負担が減るだけでも、パルシステムは利用する価値がとても高いと感じました。
おためしセットが超オトク
この手の宅配サービス・宅食サービスによくある初回特典ですが、パルシステムも例にもれず、お得な商品セットが存在します。
商品リスト8品(2023.5月現在)
- 産直豚バラ切り落とし
- 産直たまご
- ロースハムスライス
- ポークウインナー
- 飲むヨーグルト
- なめらか絹とうふ
- 酪農家の牛乳
これだけぎゅぎゅっと詰まって、価格は680円(送料無料)
パルシステム会員が普通に購入すると2.000円相当の内容なので約1.400円もお得となっています。
しかもWeb加入と同時に申し込めば、なんと最大180円まで値段が下がります。180円の値下げじゃないですよ。180円で上記の8品が届くんです。
さらにさらに、タイミングによっては特典が上乗せされることもあります。たとえば2023年5月末までの加入だと焼きおにぎりバーガーが試供品としてプレゼントされていたり、加入後の注文で使えるクーポンが貰えたりしました。
ちなみにぼくは加入当時、こういう宅配サービスに疎く上記の特典が利用できない手順で申し込んでしまいました。いやあショックでしたよ。
記事後半ではパルシステムの特典を最大限享受するための手順を分かりやすく解説してあります。特典を逃したぼくだからこそ徹底的にリサーチした内容なので、失敗をしたくない人はぜひご覧ください。
一部のゴミを回収してもらえる
パルシステムは資源として再利用できるゴミの回収をしています。ですので一部のゴミは商品配送時に回収してもらえ、自分で捨てるゴミを減らすことができます。
主な回収対象のゴミ
- カタログ・チラシ類
- 商品をまとめていた袋
- 米袋
- 天然水のペットボトル(キャップ除く)
- リユースマークのついたビン
- リユースマークのついた段ボール
- 紙パック類
- お料理セットの紙製トレー
- ヨーグルトカップ
- たまごパック
注意点として回収対象はパルシステムの商品から出たゴミに限定されます。スーパーなどで購入した商品のゴミは回収対象外となるので間違えないようにしましょう。
また汚れが酷いものも回収してもらえないことがあるようなので、回収して欲しい場合はさっと水洗いしておくと安心です。
不在でも置き配してもらえる
宅配のサービスと言えば通常は手渡しが基本になりますが、パルシステムなどの生協だと置き配という配達手段があり、不在時でも荷物の受取が可能です。
業者(パルシステム)と事前に決めた場所に荷物を置いてもらい配達完了となる配達方法
あとから受け取りの印鑑やサインも特に必要ありません
要するに自分は指定場所の荷物をピックアップするだけでOKということ。
心配ご無用。悪くなっちゃわないために、保冷剤が入った断熱容器(発泡スチロールBOX)で配送してもらえます。
ただし集合住宅のルールで置き配が難しいこともあるので、心配な人は管理人さんに確認してから利用するのが良いでしょう。
(ちなみにぼくのアパートも置き配NG物件でしたが、管理人さん・パルシステムに調整してもらい配送してもらっています)
自炊のきっかけになると感じた
基本的にぼくは狭部屋暮らしで無理に自炊をする必要はないと考えている人間です。その方針は今後も変わることはないでしょう。
しかし方針を変えないことと、自炊をまったくしないこととは話が別。冷蔵庫の中身を消化するためにキッチンの前に立つことだってときどきあるんです。
料理スキルは0のままでもいいと思いますが、料理をすることをストレスに感じづらい体質は身に付けて置いて損はありません。
というわけで話を戻します。パルシステムで取り扱っている商品は多少なりとも調理が必要なものが多いので、必然的に自炊をするようになります。
たとえばウィンナー。焼くだけで美味しく食べられますが、他の食材と合わせて焼くと料理のクオリティ、というか味が数段上がります。
画像は定番セットの卵や野菜セットの小松菜、数十円で購入できるもやし。特典でもらった中華ソースなどを使用してつくった野菜炒め的な料理です。
見た目はそんなにですが、味はけっこういけていました。油も必要なかったので純粋にパルシステムで買った商品や特典だけで、おいしい料理がつくれたというわけです。
こういう成功体験は料理に挑戦するきっかけになります。ですので将来のために自炊スキルを上げたい人や食費を極限までカットしたい人は、パルシステムの利用がかなり向いている人と言えるでしょう。
冷凍弁当など時間や手間がかかりづらい食品もある
パルシステムは生協ということから調理が必要な商品が多いと思われがちですが、冷凍弁当や冷凍の惣菜など時間や手間のかかりづらい食品の取り扱いも豊富です。
しつこいようですが、ぼくは狭い部屋生活と自炊は相性が悪いと考えています。
(理由:キッチンが狭すぎて調理のストレスがえぐすぎるため)
ですので狭部屋暮らしをしている人は、冷凍弁当など簡単につくれる食品を選ぶのがベター。レンチンこそ至高です。
パルシステムが取り扱っている冷凍食品の品目例
- 惣菜
- 揚げ物系
- 焼き飯系
- 野菜・果物
- 麺類
- 弁当・丼
- 軽食
- デザート
他にも常温で保管できるレトルト食品など、調理の手間が少ない商品は意外と多かったです。
買い物に行く頻度を下げるためにパルシステムを利用しようと思った人は、上記のようなレンチン食品を注文するとかなり利用価値が高いと言えるでしょう。
パルシステムの特長
そもそもパルシステムってどんなシステム? と感じている人も多いのではないでしょうか。ちなみに名前にシステムとつきますが理系の小難しいサービスではないのでご安心を。
パルシステムとは、生活協同組合(生協)のひとつで、組合員の出資金により成り立っている組織のことです。
組合員になるとパルシステムが提供している様々なサービスを受けることができます。
組合員と聞くと堅苦しく感じてしまいますが、要するにアマプラ会員になると映画観れたり音楽聞けたり電子書籍読めたり配送無料になったり……というのと同じようなものと考えて差し支えありません。
パルシステムの提供するパルシステム電気の利用や共済への加入、福祉や介護の支援など利用できるサービスは多数ありますが……、
まあ、一人暮らしをする10~30代くらいの若者世代は「宅配サービス」が、もっとも利用価値の高いサービスかな、と思います。
(ですのでその他のサービスについて今回は割愛。ご理解のほど)
①利用できる地域
まずは利用できる地域から。ここで対象外だとパルシステムの利用価値云々を知る意味がないですからね。
関東から甲信越地方のあたりに住んでいる人が使えるようですね。それから地域によって利用できるサービスにも微妙に違いもあるようです。
②価格について
ざっくり商品の値段を調べてみたところ、一般的なスーパーで買う商品よりちょっと値段は高いかなと感じました。が、それに見合うだけの価値ある商品も多いです。
たとえば……
卵(6個入)→235円
豆腐(300g)→151円
食パン(1斤)→192円
※いずれも税込み価格(2023年5月現在の価格)
ぼくの近所の話にはなりますが、上記の商品はどれもスーパーで購入したほうが単純な値段は安くなります。
ですが食品の安全性や味、そして自宅まで商品を届けてくれるという便利さを考慮すれば、値段に見合う価値は十分にあると感じる人も多いのではないでしょうか。
③商品の種類
ぼくの中で生協というと、安全性に優れた野菜やフルーツ、栄養バランスの良い健康食品などを主に取り扱っているイメージでした。
もちろんそれらの取り扱いもあるのですが、実際に利用してみると商品の種類は想像以上のバリエーションに驚き。
- 野菜・果物
- 肉・ハム・ソーセージ
- 魚介・加工品
- 米・雑穀
- パン類
- 豆腐・納豆・こんにゃく
- 惣菜類
- 各種冷凍食品
- 乾物・乾麺など
- 各種レトルト食品
- 調味料類
- デザート類
- 飲料
などなど……
ざっと数えてみたところ、およそ800品目ありました。そこそこの規模のスーパーくらい品ぞろえはいいですね。
さらにパルシステムでは生活用品の販売も行っています。
(こちらはおよそ200品目)
洗剤やトイレットペーパー、歯ブラシなどで「ぜったいこのメーカーのこの商品じゃないとダメ!」といった理由がなければ、ついでに買っておくことでドラッグストアに行く手間もカットできるでしょう。
④支払い方法
クレカ払いと口座引き落としの2種類の方法があります。
利用可能なクレカは下記のとおり。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
引用:パルシステム公式サイトより
口座引き落としについてはほとんどの銀行(地方銀行含む)で可能なようです。一部の金融機関では支払い口座の登録をインターネット上から行えます。
(詳しくはこちらも公式サイトをご覧ください)
⑤注文方法
カタログで注文する方法もありますが、おすすめはアプリをインストールしてそちらから注文する方法です。ラクなので。
パルシステム関連アプリは3つ確認できました。
- パルシステム(左のアプリ)→必要最小限の内容なのでシンプルで分かりやすい
- Webカタログ(真ん中の)→左のアプリと似ているが紙のカタログと同じ内容をアプリ上でみることができる
- タベソダ(苺の)→配送をお休みしたいときの対応が特に必要ない
いずれもアプリ内で欲しい商品を選んで注文する形式です。Amazonや楽天市場のヘビーユーザーなら難なく使いこなせるかと思います。
こだわりがなければ3のタベソダで注文するのがおすすめです。通常は配送をしない週でも手数料がかかりますが、タベソダでの注文なら手数料がかかりません。しかもスキップするのに面倒な手続きはほとんどナシ。
「時間のある週は自分でスーパーに買いに行きたいぜ」など希望がある人は、特にタベソダが向いていると言えるでしょう。
タベソダ以外のアプリで始めると、後からタベソダに乗り換えるときに手続きが必要となります
⑥おためしセット・入会特典がある
おためしセットは序盤で一度紹介しましたが、入会後の特典と合わせて再度お伝えします。
680円(税込)で試せるセット一覧
商品(期間限定除く) | 備考 | |
定番満足おためしセット |
|
Web加入・おためし宅配と同時申し込みで最大180円まで価格がダウン |
かんたん献立おためしセット |
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レシピ付き |
有機野菜おためしセット |
など |
Web加入・おためし宅配と同時申し込みで最大180円まで価格がダウン |
|
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漁獲量の減少により現在休止中 |
yumyum離乳食おためしセット |
|
チャーハンや餃子などは加入後の特典でもお得に購入する機会あり |
「いいじゃな~い」と思った人は、上記の中から1つ選んで申し込むことができます。もちろんおためしセットなので、パルシステムの利用がない人限定です。
いずれのセットも価格に見合うだけの内容となっています。一般的なスーパーで同じような商品をそろえようとしても、ここまで安く抑えることはほぼ不可能でしょう。
強いておすすめを挙げるなら……
最安で利用したいなら → 定番満足おためしセットか有機野菜おためしセットをWeb加入ページから申し込む(680円→180円に)
料理に時間や手間をかけたくない → 定番満足おためしセット、もしくはかんたん献立おためしセットが調理の手間少なめ
自炊を始めるきっかけをつくりたい → 有機野菜おためしセット。品質がいいので多少調理が雑でも一定のおいしさが保証されている
といった感じでしょうか。ちなみにyumyum離乳食おためしセットは大人でも美味しく食べられる食品ばかり。ただパルシステム入会後の初回特典で購入できる商品もあるので、こだわりがなければ優先度はちょっと低め。
というわけで、入会後の特典についても解説します。
入会後に受けられる特典例
- はじめて割引セットが利用できる(4週間限定)
- 3000円~のクーポンが貰える
- 人気商品やお米など5or10%OFFで購入できる(4週間限定)
- 試供品を無料プレゼント
- 配送手数料が最大約半年分タダ
- 期間限定のプレゼント(加入時期による)
①はおためしセットと同じく種類が複数あります。
商品バリエーションの多い定番セットに、時短特化の冷凍食品セット。品質も価格も市販のものより優れた産直野菜セットの3つがあります。
特典は複数ありますが、インターネットから申し込みするか、どこの地域で申し込みをするかなどによって受けられる特典がビミョーに異なるようです。つまり全部の特典を受けることは難しいということ。
初回特典目当てですぐに脱退(解約)するつもりなら①~③、長く利用するつもりなら④の特典が受けられるとgood
自分の住んでいる地域で受けられる特典を詳しく知りたい人はこちらからどうぞ。
パルシステムをお得に始めるには
前項で紹介したとおり、パルシステムには入会前・入会後で魅力的な特典がたくさんあります。
ですが申し込みをする手段やタイミングによっては受けられない特典が出てくることがあります。
というかぼくがお得な特典を逃した張本人です。だからこそ、お得に利用する方法を徹底的にリサーチしました。
「あーその特典アナタもう受けられないネ」と言われてしまわないために、下記の順番でパルシステムを利用するのがおすすめです。
生協の宅配パルシステムのホームページも合わせてご覧ください。
まずはネットの情報などから通常の特典以外にプレゼントがないか確認してみましょう。
リンク先の画面を下へ下へとスクロール。一番下まできたところで「パルシステム連合会」を選びましょう。
新しく開いた画面を再度下にスクロール。上記の選択欄から自分の地域のサイトを確認してみてくださいね。
地域によって受けられる特典に差異があることも想定されるので、東京なら東京の、神奈川なら神奈川のパルシステムページを参考にするといいですね
資料請求時に試供品が貰えることがあります。もし魅力的な特典だと思ったら資料請求をしてみてください。
リンク先の上記のボタンから資料請求が可能です。住所や連絡先など入力することになるので、時間のあるときに行うのがいいですね。
試供品を貰うためにはパルシステムのスタッフから直接パルシステムの説明を受けなくてはならず、ちょっと面倒かもしれません。
しかし特に手数料など徴収されることはありませんので、やんわり断れそうなら特典を最大化するために資料請求してみてください。
(入会するかどうかに関わらず試供品は貰えますので)
おためしセットはWeb加入と同時申し込みで、なんと最安180円で利用出来ちゃいます。
リンク先下部にある選択肢から「パルシステム連合会」を選び別ページを開きます。
開いたページから上記の「宅配をご検討の方(加入案内)」を選択。
おためしセットやおためし宅配などを選べるページが表示されますので、お目当ての商品を探してみましょう。
「お得なセットなら欲しいけど、生協に入会する気はないんだよね~」という人は、ちょっと値段は上がってしまいますがおためしセットの注文のみ680円で利用しましょう。
セット内容を鑑みればこの価格でも十分割安です。逆に加入前提ならおためし宅配がおすすめ。
手数料無料で3回配送してもらえ、おためしセットの利用までできちゃいます
おためし宅配を申し込んだ人は、3回目の注文締め切り後、そのままパルシステム加入となります。
「やっぱりイメージと違ったわ」という人は3回目の注文締め切り前であれば継続を解除できますよ
パルシステムの残念ポイント
ここまでパルシステムのいいところを中心にお伝えしてきました。が、当然どんなサービスにも欠点はあります。
パルシステムだけ残念ポイントに触れないのもおかしな話なので、利用者目線で包み隠さず解説させていただきます。
パルシステムの残念ポイント
- 食費を極限まで抑えたい人には向かない
- 次回配送時まで配送BOXを保管する必要がある
- 注文がなくても手数料がかかる(対処法あり)
- 居住している建物によっては利用しづらいことがある
- 配送ドライバーさんとの連絡手段がない
食費を極限まで抑えたい人には向かない
数ある生協の中でも評価の高いパルシステムですが、スーパーで購入したほうが出費を抑えることにはつながりやすいです。
ですので「一人暮らしでは節約に全振りする!」という人だとパルシステムの満足度は少し低くなる可能性があります。
ただし他社の宅食サービスなどと比べると、商品の価格は全体的に安いほうです。
それからこれだけは伝えておきたい!
スーパーに食料を買いに行くことや、健康的でおいしい食事をとることも考え方によってはコスト
つまり出費を抑える最適解ではありませんが、コストを抑える最適解としてならパルシステムは有力候補です。
パルシステムならおいしく品質のいい食品を自宅まで届けてくれます。ですので広い意味でのコストパフォーマンスはかなり優秀といえるでしょう。
ミールキッドが割高
家事の時短ができると人気のミールキッドですが、個人的には値段はちょっと高めだと感じます。
1食あたりの料金が約700〜1.500円
時間や手間をかけずに美味しいものを食べたいだけの人だったら、正直外食のほうがいいかなと感じました。
ただし今後自炊に挑戦していきたいという女子力高め(?)な人は、美味しい料理をつくるコツを掴むのに利用するならコスパはいいでしょう。
ついでなので、ぼくがよく利用している商品についても2点ほど紹介させてください。
水が割高
まずは水。スーパーで調達するよりも、水の価格は高めに設定されています。
2ℓ×6本の天然水だと、税込み665円(2023.6月現在)
1本当たり約110円ほどの価格設定となります。ぼくの地域のスーパーだと、だいたい30円ほど安く変えちゃいます。
とはいえ水をスーパーで買うのは運搬という点で大きな負担が伴います。数十円の節約のために汗をダラダラかきながら水を3本も4本もぶら提げて歩いていると、ものすごく切なくなります。
精神衛生的にも運搬のコスト的にも、多少割高なことには目をつぶって水を注文するのは悪くない選択ではないでしょうか。
お米を炊く人はお米もいっしょに注文するなどで、手数料負けしづらくなります。
納豆が割高
ちょっとニッチなセレクトにはなりますが、納豆もリピートするには価格が気になる商品のひとつです。
参考価格
30g×3ヶ(たれ・からし付)のパックで税込み138円(2023.6がつ現在)
余談ですがぼくは毎日納豆を食べます。理由は肌のバリア機能を高めてくれるので、多少不健全な生活が続いても健康的な肌を維持しやすくなるんだとか。
(確かに深刻なニキビはここ数年できていないし無関係かもだけど口内炎もほぼ皆無)
毎日食べるものは数十円の違いでもちりつもで大きな金額差となりやすいです。
毎日食べるものは味や品質をとるか、費用を抑えることを優先するかで購入先を決めるのがいいですね。ちなみにぼくは食べづらくなければ味にこだわりはそこまでないので、納豆はスーパーで買うことにしました。
次回配送時まで配送BOXを保管する必要がある
配送時に使用する配送ボックスは次回の配送時に回収されます。ですので最低でも1週間は配送ボックスを部屋で保管しなければなりません。
目立たない場所に置けたら何よりですが、難しい場合は導線を遮らないなど「邪魔にならない場所」で妥協しましょう。
ちょっと力技となりますが、雨などで汚れない工夫ができるなら、ベランダに一時保管する方法もあります。
注文がなくても手数料がかかる(対処法あり)
パルシステムに限った話ではありませんが、生協は手数料というかたちで送料を徴収します。送料という名目ではないため、商品の注文がなくてもその他の経費(?)というかたちで毎週コストがかかってしまいます。つまり……
買い物をサボりたい週だけパルシステムを利用したい、という人にとっては無駄な手数料を払う回数が増えるかもしれません
ただし問答無用で手数料がとられるわけではありません。対処法があるので無駄な手数料をとられたくない人は下記の方法を実践するといいでしょう。
- 早めに注文の休止を連絡する
- タベソダのアプリで注文する
①の方は要するに配送のスキップですね。次回注文の受付が始まっているタイミングだとその次の注文からスキップ可能になるようです。
②はパルシステムの注文アプリで「タベソダ」を使う方法です。苺のアイコンのアプリとなります。
普段の注文時にも手数料が少しだけ安くなるといったメリットがあります。他の注文アプリで始めてしまった人も、ちょっと手間はかかりますが後からタベソダに乗り換えることは可能です。
ただし入会特典で「○○週間送料無料」の特典を受けている場合、特典が消滅します
送料無料の特典がなくなるのは惜しいので、急ぐ理由がなければ特典期間が終わってからタベソダに乗り換えるのがいいかもしれません。
居住している建物によっては利用しづらいことがある
パルシステムの配送は基本的に置き配。不在時でも配送してもらえる点はメリットですが建物のルール次第では置き配ができないことがあります。
またパルシステムは配送ルートの関係でこちらから配達日時を指定できません。ですので宅配便のように日時指定での受け取りも難しいです。
パルシステムの利用を難しくする要素例
- 受け取り時間帯に安定して在宅できない
- オートロックで部屋の前まで運んでもらえない
- 集合住宅のルールで置き配ができない
- 守衛、管理人さんなど代わりに受け取ってくれる人がいない
ぼくの住んでいる集合住宅は④以外すべて満たしていました。
パルシステムの利用は難しいかなと思いつつダメ元で管理人さんに相談。すると管理人さんがいる日時であれば特別に受け取ってくれると返答いただきました。
時間帯にもちょっと問題があったのですが、パルシステムに配送ルートを組み替えてもらい、パルシステムを利用することができました。
つまり「ウチは利用難しいかな?」と思っても、とりあえず交渉してみてください。
配送ドライバーさんとの連絡手段がない
基本的にパルシステムの配送ドライバーさんの連絡先は知らないまま、サービスを利用することになります。
それの何が問題なのかというと、配送の当日になって配送のキャンセルをしてほしくても基本的に対応してもらえません。もちろん配送時間の変更も、前項で解説したとおり不可です。
一応カスタマーサービスなど他に連絡先がない訳ではありません。連絡するだけしてみるのはアリですが、よっぽどの理由がないと対応してもらうことは難しいことは念頭に入れておきましょう。
よくある質問
ここまでパルシステムのあれやこれや、みなさんのほうが拒絶したくなるくらい解説してきたつもりです。
ですが人によっては「ここってどうなん?」「不明点ありけり」などと感じるポイントがまだまだあるのではないでしょうか。
そこでパルシステムの利用を検討している人が気になっている質問とその解答を、下記にまとめました。
おそらく、みなさんが疑問に感じていることもあると思いますのでぜひご確認を。
登録後の手数料(送料)は?
ざっくりいうと、毎週百数十円~二百数十円かかります。タベソダのアプリを使ったりスキップの依頼をしていなかったりであれば、配送がなくてもこの金額はかかります。
手数料の詳細な金額はパルシステムを利用する地域によって異なります。詳しく知りたい人はホームページからどうぞ。ちなみにタベソダのアプリから注文だと手数料が異なる場合があります。
一定の条件を満たせば手数料を減額したり無料にできたりします。がちょっと一人暮らし初心者にはハードルが高いです。
入会金、年会費はかかる?
出資金という名目で、入会時に1.000円がかかります。年会費は自分で増資をしなければかかりません。
(注文時に増資額を訊かれるので、0円にしておけばOKです)
出資金についてもパルシステムをやめるときに全額戻ってきます。ですので入会金もかからないと捉えていいでしょう。
申し込み方法は?
ざっくり2通りの方法があると認識しております。
- ネットから加入の申し込みをする
- 資料請求をして訪問したスタッフに直接申し込む
加入自体の申し込みはネットから行ったほうが受けられる特典が多いのでおすすめです。
ただし資料請求すると、パルシステムで取り扱っている商品の試供品をプレゼントして貰えます。
ちょっと手間ではありますが、資料請求だけして登録は保留(ネットから申し込み)にすると、特典を多めに受け取ることができますよ。
注文はキャンセルできる?
下記の2パターンによってキャンセルの可否が分かれます。
- 注文締切日を過ぎている → キャンセル不可
- 過ぎていない → キャンセル可能
次回注文締め切り前であれば、一度確定した注文も後から、何度でも上書きできます。
逆に注文締め切り後となってしまうと、基本的にキャンセルは不可。パルシステムだってドタキャンされたら迷惑というわけです。
もしどうしてもやむを得ない事情で注文のキャンセルやスキップをしなくてはいけない、となった場合は、問い合わせ窓口に相談してみてください。
入会後の脱退はカンタンにできる?
できます。そんなにややこしくありません。
公式サイトにも手順は記載されていますが、一応こちらにまとめておくと、
- パルシステムに電話で連絡する
- 配達員に直接言う
- ネットから脱退する
以上の3通りがあります。
③の方法はネットに会員情報を登録している人限定ですが、気軽にできるのでおすすめです。
ちなみに入会したときに払った出資金は、脱退したあと約2ヵ月くらいで口座に振り込まれます。
アパート入居時に支払う敷金と違って、加入時期に何かトラブルがあったとしてもちゃんと全額返金されます。
パルシステムは一人暮らしに向いている?|まとめ
ここまで牛のごときノロノロとした回りくどい文章に目を通していただきありがとうございました。
最後に今回のまとめ。
パルシステム×一人暮らしの相性がいいなと思ったポイント
- 重い水やお米などを自宅まで配送してもらえる
- 生活用品など取り扱いもあるので買い物に行く手間を減らせる
- 対面で受け取る必要がないので不在がちでもOK
- 自炊にチャレンジするきっかけになる
- 初回特典のコスパが最強なのでおためしセットだけでも利用する価値高し
パルシステムが一人暮らしでも利用価値が高いことが分かっていただけたでしょうか。
生協というサービスに抵抗があった人は、この記事をきっかけに自身の生活品質の向上にパルシステムが選択肢の一つになっていれば幸いです。
とはいえ、最後までこの記事を眺めていただいた人の中には、「やっぱオレの求めていたサービスとちゃうな」とか「ウチのアパートじゃ利用できそうにないなあ。えらい時間ムダにしたわ」という人もいらっしゃるはず。
そこで最後の最後に、パルシステムのデメリットを補うような類似サービスについても簡単にご紹介しておきます。
- 値段が気になる人に→コープデリ
- 生協に抵抗がある→オイシックス
- 時短と味に全振りしたい→ナッシュ
パルシステムの商品の値段がちょっと気になるという人は、同じく生協カテゴリに属するコープデリを検討してみてください。
コープデリについて
- パルシステムより安い価格の商品が多い
- 商品の取り扱い数が多い
また今回の記事を読んでも、生協というサービスに対する抵抗が残ってしまった人にはオイシックスがおすすめです。
オイシックスについて
- 宅配便で商品を届けてもらえる
- ミールキッドのクオリティがかなり高い
- 初回特典がなかなかの破格
パルシステムにしろコープデリにしろ、配送BOXに入った商品を置き配で受け取ることが基本。しかしお住いの事情によってはその受け取り方法が難しいこともあると思います。
(事実、ぼくのアパートがそうでしたし)
他にも「生協のこういう仕組みが納得できないんだよね~」と感じている人もいらっしゃるでしょう。
オイシックスは宅配業者を介してサービスの利用が可能です。自分の受け取りやすい時間帯で配送してもらえますし、生協の配送スタッフとやりとりをする面倒さもありません。
個人的には取り扱っている商品のクオリティが高いことがオイシックスの評価ポイント。そんな商品がたっぷり詰まっているにも関わらず、低価格で購入できるおためしセットがお得を通り越して贅沢至極。
美味しいものを食べたいけど自炊はする気がない人にとっては、ミールキッドは時短にはなっても家事の負担を軽減してくれないという意味で満足度が低くなりがち。
そこでおすすめなのはナッシュ。
ナッシュについて
- 調理が簡単
- 美味しいメニューが多い
- 宅配便で商品を届けてもらえる
- 利用すればするほどコストが下がる
商品の調理方法はいたって簡単。我ら家事サボり隊伝家の宝刀、レンチンです。
約5分で美味しい食事が完成します。ご飯が入っていないメニューがほとんどですが、別でレトルトご飯を用意しておけば、そんなに気にはならないかと。
ナッシュがすごいのは、取り扱っているのが冷凍の食品であるにも関わらず、味がとてつもなく美味しいということ。
その味は、舌の肥えた芸能人さんまでも「ウマい!」と言わせるほど。
ネットから登録、配送が宅配便、専用アプリでメニュー選び・配送スケジュールの管理などが行えるといった手軽さも、若い人のニーズに合っているように感じます、
生協に比べるとコストが気になりやすいのですが、長く使うほど一食あたりの値段が下がっていきますし、クーポンの使用で費用を抑えることも可能です。
毎日食べるための食料として購入するよりは、忙しい時期に利用したり、自分へのご褒美用に常備したりする人のほうが多いかもしれません。
以上、パルシステムの代替サービス3種をご紹介しました。
冒頭の文章と繰り返しになりますが、毎日同じものばかり食べている人は、パルシステムがマンネリ脱却のいいきっかけになると思います。
いずれにせよ、ぼくはパルシステムのおためしセットだけは、一人暮らしをしているすべての人に利用を推奨しております。