初めての一人暮らしで寂しくて涙が止まりません。
大学に行くために、一人暮らしをはじめました。けれど、一人で家にいると寂しくて苦しくなります。
まだ大学は始まったばかりで、これから忙しくなるだろうし、楽しくなるとは思うのですが、
やはり大学が終わって家に帰れば一人になってしまうし、家事を色々としなくてはいけなくなると思うとやはり辛くなります。
(中略)
やはり朝と夜は一人でいると辛いです。
友達は数人できたんですが、まだ出会ったばかりということもあって心から落ち着けるわけでもありません。
最初は一人暮らしが楽しみで、家族のありがたみを全くわかっていませんでした。
今は家族と一緒にまた暮らしたくてたまりません。
早く一人でいることに慣れてしまいたいです。
(以下省略)引用:Yahoo!知恵袋より
学校や会社に通うため、自立のためなどで一人暮らしをスタート。楽しく自由な暮らしを満喫できるかと思いきや、ふとしたときに寂しさを感じてしまう……。
一人暮らしを始めたばかりの人の中には、このような気持ちになったことがある人も多いのではないでしょうか。
当時聞いていた音楽をスマホで流すと、あのときのあれやこれやを思い出して感傷に浸ってしまいます。正直10年以上一人暮らしをしてきた今でも、寂しさを完全に克服したとは思っていません。
そんな寂しさの対策を調べていると、多くのサイトがこうアドバイスしていました。
- 友達をつくれ! そして寂しい夜は電話をかけろ!
- マッチングアプリに登録して恋人をつくれ!
①→それができないから寂しいんです。というか相手にとっても迷惑
②→報酬案件丸出しですよね(笑)というか相手によっては鴨ネギ
そこでこちらの記事では「友人や恋人に頼らない」一人暮らしの寂しさを和らげる処世術を紹介します。
- 新天地に住み始めたばかりで頼る人がいない人
- まずは自分でできる寂しさ対策を実践したい人
- 人付き合いちょっと苦手かも……と思っている人
結論、というか体験談からお伝えすると、寂しさによる苦痛は時間をかけることで慣れます。ですので今回紹介する処世術は、慣れるまでの時間稼ぎといい替えることも可能。
また本題に入る前に言っておくと、一人暮らしが寂しいと感じることは恥ずかしいことではありません。また頼る相手がいないことも決して恥ずかしいこと・珍しいことではありません。
他人とほとんどつながりがなくても、楽しく一人暮らしをエンジョイしている人はネットを探せば山ほどいます。
あなたの一人暮らしもいち早く快適なものになるよう、ぜひこちらの記事、最後まで眺めていってくださいね。
友達や恋人に頼らない! 一人暮らしの寂しさを紛らわせる処世術7選
ではさっそくぼくは一人暮らしの寂しさを紛らわせるために利用していた処世術を紹介します。
タイトルにも記載したとおり、友人や恋人など他人に頼ることが難しい人にも実践できる内容となっています。
- 夕方になったら早めに電気をつける
- 見たくなくてもテレビをつけてみる
- 定期的に帰省する
- アパートでも 買えるペットを買う
- 時間を気にせず趣味を楽しんでみる
- 散歩する
- 緩いつながりをもつ
- 部屋を自分好みにカスタマイズする
夕方になったら早めに電気をつける
外にちょっとでも夜の気配がするようになったら、早めに部屋の電気をつけましょう。
部屋が暗いと心まで暗くなります
「自分のことなんて誰も見ていないんじゃないか?」そんな被害妄想も、暗闇は増幅させてしまうのです。
また他人が見たときも、部屋の明るさは人気を察する要素となります。
明るい部屋→「あそこには人がいるんだ」と認識してもらえる
暗い部屋→「あそこには誰もいないんだ」と思われる
実際に誰かにそう思われるかどうかは重要ではありません。自分の中で社会的に認知されている、という心理が働くことが大切なんです。
あなたにとって節電よりも健やかな精神の維持が高い優先度となるなら、日が傾いたらすぐに部屋の電気をつけてみてください。
見たくなくてもテレビをつけてみる
部屋が無音の状態というのは、想像以上にさびしさを感じやすいもの。賑やかな「音」は沈んだ気持ちを浮上させてくれる救命胴衣のようなものです。
余談ですが、これから首吊り自〇をしようとしていたとある男性が、テレビから聞こえてきたダウンタウンさんのトークを聞いて思わず笑ってしまったという話を聞いたことがあります
バラエティ、お笑いにはどんなに絶望した心にも届くちからがある――照れくさいですけどぼくはそう信じています。
もちろんテレビにこだわる必要はありません。
- スマホで好きな音楽を流す
- 動画や映画を垂れ流す
洗濯をしたり夕飯の準備をしたりするときなど、無音で作業をしていると寂しさ・虚しさがこみあげてきます。そんなとき、これらも十分に寂しさを和らげるのに貢献してくれるでしょう。
定期的に帰省する
ぼくは実家に帰るのは息継ぎのようなものだと考えています。
一人暮らし生活は海中に潜っているようなもの。苦しくなったら水面に出て酸素を補給しなければ、活動し続けることができません。
改善するにはエラ呼吸に進化する(一人暮らしに慣れる)必要があります。がすぐには難しいのが現実。
家族と電話やラインなどでやりとりするだけでも気が楽になるかもしれません。ですが実家の匂いを嗅いで食べなれた味のご飯を食べて、見慣れた天井を見ながら眠るのは、何より心が落ち着くはずです。
「別に盆と正月だけ帰れば十分だよ」という肺活量お化けじゃない人は、素直に実家に帰ってたっぷり栄養を補給しましょう。
アパートでも 買えるペットを買う
もし現在住んでいる部屋でペットが飼えるなら、飼育を検討してみてもいいでしょう。
自分が誰かの命を支えていることが、充実感につながり結果的にさびしさを遠ざけてくれます
と提案してみたももの、やっぱりあんまりないんですよね、ペット可の物件って。
ですが大家さんや管理人にお願いすることで「飼ってもいいよー」となることもあります。
許可が出やすいペットの特長としては、
- 鳴き声を上げない生物(ハムスター、熱帯魚など)
- 部屋中を走り回らない生物(カメレオンや亀、アリなどの昆虫など)
もちろんどんな生物を買うにしても、管理人に「このペットを飼いたいんだけど」と断っておくこと。黙って飼育していてあとから発覚したらトラブルになりますからね。
敷金を追加することでOKが出る、ということもあります。退去時の原状回復費用にするためなので、受け入れられる金額なら検討してください。
もちろん管理人に確認して「ダメっ」と言われたら素直に諦めましょう。でも訊くだけなら無料です。
時間を気にせず趣味を楽しんでみる
一人暮らしをする前から熱中できることはありましたか? もしあったなら学習や作業を後回しにして思いっきりやってみてください。
一人暮らしを始めたばかりの大学生のぼくは、20代間近になって子供みたいなことやってちゃダメだ、とへんなプライドから1ヵ月くらい大好きなゲームを断っていました。
でも一人暮らしは趣味にたっぷり時間を使っても誰からも咎められないことが魅力の1つ。そう思ってゲームを起動、久しぶりに時間を忘れて生きている喜びを味わうことができました。
少ないながら大学で同じゲームをしていた友達もできました(ソフトはドラクエジョーカーだったかなぁ)
一人暮らしを始める=大人の仲間入りという認識の人も多いかもしれませんが、中身はまだまだ子供のまま。無理やり大人ぶって意識高い系の生活にシフトする必要はありません。
あまり熱中しすぎるのもよくはありませんが、一人暮らし生活に鬱屈するくらいなら、ぱーっと好きなことに時間を使ってみるほうが健全な場合もありますよ。
散歩する
家に1人でいることでどうしても孤独を感じてしまう人に、散歩はとてもおすすめ。
太陽の光の下に出ることで、明るい気持ちになります
人間の脳は日の光を浴びると「セロトニン」という成分を分泌します。
セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれる神経伝達物質で、ドパミンやノルアドレナリンなどの情緒に影響する神経伝達物質をコントロールしてくれます。
セロトニンが十分に分泌していると、精神を安定させる効果があるのです。
- 食欲不振の改善
- 身体の活性化
なども期待できるとか。さらに腦の偏桃体という恐怖や不安を司る器官にも強く働きかけるので、寂しさによるストレスも和らげてくれます。
さらにさらにいうと、日中つくられたセロトニンは夕方~夜になるにつれてメラトニンという物質になります。
メラトニンが十分につくられていると、夜の寝付きが良くなります。不眠症で悩んでいる人にとって重要な物質ということですね。
以上、おしまーい!
ぼくのおすすめは、早朝、街の散策もかねての散歩。人通りが少なくてのんびり歩くことができますし、健康習慣としてのコスパもすごくいいです。
理由→自分は「独り」だという気持ちが増幅してしまう危険性があるためです。
ただし集団の中にいたほうが社会の一部という感覚を味わえるという人は、あえて大通りやショッピングセンターなどの近辺を散策するのもいいかもしれません。
緩いつながりをもつ
都会の暮らしは人との付き合いが希薄になりがち。
人間は他の人とのつながりがないとさびしいと感じやすいです
しかし誰彼構わず仲良くなりたいと思う人も少ないはず。そこでおすすめなのはSNSなどを利用して、緩いつながりを築くこと。
自分の好きなことを発信する
→同じような趣向を持った人の目にとまる
→フォローやいいねなどしてもらえる(DMで絡んでもらうケースも)
SNS上ではリアルの世界よりたくさんの人とつながれます。フォロアーなどつながりが増えるたびに、自分の存在が認められているという実感を得やすいでしょう。
※絡んでくる相手によっては良からぬ儲け話を持ちかけられることもあります。トラブルに巻き込まれないよう注意しながらSNSと付き合うことをお忘れなく!
部屋を自分好みにカスタマイズする
あなたがもっとも時間を共にするであろう部屋を、過ごしやすくなるようカスタマイズする――個人的にかなりおすすめな処世術です。
「そんなふんわり提案されても分からんぜ。具体的にどうカスタマイズすればいいんだ」
セオリーに沿って言うと、
- 不要なものは極力置かない
- 落ち着いた色合いの家具を置く
- 並べる家具の高さはなるべく同一にする
- 文字情報が視界に入りづらいようレイアウトする
などが挙げられます。が、特に決まりはありません。人によって落ち着く雰囲気は異なりますからね。
一人暮らし初期のころは、ベストな家具配置を見つけるのも時間がかかるもの
「この場所にこの家具を置くとしっくりくる!」「これとこれを並べるととってもナチュラル!」といったように、試行錯誤を繰り返しながらカスタマイズするのも、インテリアコーディネートの醍醐味です。
部屋にいるのが一番落ち着くと思えるようなコーディネートができたなら、こっちのもんです。
友達や恋人がいないからといって寂しさを紛らわせるのにNGな行為
一人暮らしを始めたばかりのあなた。社会的に大人として扱われるようになったことで様々な誘惑が視界にちらつくようになるでしょう。
友達や恋人がいない寂しさを紛らわせるのに効果がないわけではありませんが、あなたにとって不利益な結果をもたらす可能性もあります。
- マッチングアプリにハマる
- レンタル彼女・彼氏にハマる
- ギャンブル
- 人気者と自分を比較する
- お酒で気を紛らわす
- 他人に迷惑をかける行為
マッチングアプリにハマる
どちらかというと男性向けのアドバイス。寂しさを紛らわせる目的でマッチングアプリを利用するのはちょっと危険です。
自分に関心を持ってくれた人を無闇に信用してしまいやすいため
人間は、往々にして自分に都合のいいように物事を捉えがち。
アプリ内でやりとりをしている最中、突然「一度直接会ってお話しませんか?」とか「○○さんのこと、もっと知りたい! LINE交換しようよ」などと言われたとき、不自然な流れでも疑うことを忘れてしまうのです。
逆に誰にも見向きされずに沼にハマることもあります。
誤解があるといけないので注釈しておくと、「やるな」といっているわけではありません。マッチングアプリには上記のようなリスクがあることを念頭に、利用する場合は注意をはらってくださいという意味で捉えてもらうと幸いです。
レンタル彼女・彼氏にハマる
住んでいるエリアもよりますが、可愛い女性やイケメン彼氏とデートができるレンタルサービスも、ハマりすぎると生活が破綻するかもしれません。
マッチングアプリよりなまじ実物と会えるサービスだけに、一部のユーザーにとっては非常に満足度が高いサービスなのは確かです。ただし……、
その対価として支払う金銭を、生活費などを削って捻出するのはNG!
ホストやキャバクラにお金を注ぎ込む成金おじさんや高飛車女社長とやってることは同じです。
マッチングアプリ同様、レンタルしちゃダメとは思いませんが、ご利用は計画的に。
ギャンブル
寂しさとは無縁のように感じるかもしれませんが、気持ちを高揚させてくれるギャンブルはハマってしまう人が多いです。
ギャンブルに勝ち続けることは正攻法では不可能。みるみるお金が減っていきます
以前知り合いに連れられてパチンコ店に入店したことがあるのですが、めちゃくちゃ煌びやかで賑やかでした。
楽しそうなフィーバー音?があちこちから聞こえてきて、寂しさなんてきにする暇がありません。その雰囲気が好きという人はたとえギャンブルに興味がなくても入りびたってしまうかも、と感じました。
またスマホのアプリ課金も、ある意味ではギャンブルです。
人気者と自分を比較する
SNSでフォロワーがたくさんいるような人気者と自分を比較しても、落ち込むだけなのでやめましょう。
人気者よりフォロワー数が少ないからといってあなたが劣っている証明にはなりません。
無名の素人がSNSを始めて、すぐにたくさんのフォロワーがつくことは普通ありません。あなたはあなたのペースで、SNSを楽しめばいいのです。
お酒で気を紛らわす
寂しさを紛らわせるのにお酒を飲みまくることも、生活に悪影響が出るので避けましょう。
記憶をなくすほど飲みまくって、翌日遅刻するなんてエピソードは誰しも聞いたことがあるはず。
遅刻するのが大学の講義なら自己責任なのでまだマシですが、仕事の遅刻は本当に洒落になりません。
信用を失って職場での居場所をなくすと孤独(寂しさの要因)をより強める結果になることもあります。
酒は百薬の長と言います。寂しさも和らげてくれますがあくまで一時的
お酒が好きな人は、お酒との付き合い方を考えて飲むようにしてくださいね。
他人に迷惑をかける行為
わざわざ説明するまでもないと思ったのですが、一応紹介。
他人に迷惑をかける行為で目立とうとしても、誰もあなたのことを評価してくれません。
別に火影を目指して努力する姿を見せる必要はありません。ただひたむきに正しく努力する人には自然と人が集まってきます。
他人の気を引こうしている「行為」、それは相手にとって本当に「好意」と感じることなのか、寂しいときこそ自問することが大切です。
まとめ
ここまでペチャンコに潰したカステラのような文章に目を通して頂きありがとうございました。
最後に、今回紹介した内容をざっくりプレイバック
友人・恋人に頼らない、一人暮らしの寂しさ対策8選
- 夕方になったら早めに電気をつける→暗い部屋では気分も沈む
- 見たくなくてもテレビをつけてみる→ベタに賑やかな音は効果的
- 定期的に帰省する→息苦しさを感じたら。ホームシックは恥ずかしいことじゃない
- アパートでも 買えるペットを買う→誰かに必要とされる環境を疑似的につくれる
- 時間を気にせず趣味を楽しんでみる→無理やり大人になろうとしなくてOK
- 散歩する→成功者の習慣。続けるあなたは寂しさに負けない才能の持ち主
- 緩いつながりをもつ→あなたと同じ寂しさを感じている人はたくさんいます
- 部屋を自分好みにカスタマイズする→部屋にいる時間が楽しくなる! 落ち着く空間は寂しさを和らげてくれる!
寂しさを紛らわせるのにやってはいけない一人暮らし習慣
- マッチングアプリにハマる→お金が減る、まともな人に出会える確率が低い
- レンタル彼女・彼氏にハマる→相手の笑顔見たさに貢いでしまう
- ギャンブル→ギャンブルで家を失った人はいてもギャンブルで家を建てた人、いません
- 人気者と自分を比較する→人気者があなたの価値を決めるわけではない
- お酒で気を紛らわす→健康を害する、人によっては自己嫌悪に陥ることも
- 他人に迷惑をかける行為→寂しさが紛れるおこないでは決してない
一人暮らしの生活でさびしいと感じているのはあなただけではありません。一人暮らしの先輩たち――10年選手のぼくだって無性に寂しさを感じることはあります。
そんなとき、友人や恋人など、頼る人がいないことは珍しいことでも恥ずかしいことでもありません。
今できることをやって、ちょっとでも「また前に進もう」という気持ちが湧いてくれば、あなたは十分一人暮らしの才能があります。
今回紹介した処世術の中で「これならできそう」というものがあれば、実生活に取り入れてみてくださいね。
それではまた!