こんにちは。キッチンと聞くと鶏の唐揚げのことを思い浮かべてしまう九九位(@kukui_hitori)です。
今回は自炊をする人もしない人も必見! 一人暮らしのキッチンに必要な調理器具7選を紹介します。
上記のような悩みを抱えている人にとって、特に有益な情報となっています。
- キッチンが狭くても調理器具の置き場所に困らない
- 余計な出費を減らせる
- 余計な作業を減らせる
「この調理器具だけ揃えておけばOK」という情報と合わせて、「この調理器具はNG」や「このキッチン用品は生活の質を下げる」という情報もまとめておきました。
部屋に余計なものを置いておくことは、過ごしやすい環境から遠ざかる大きな要因です。身軽な暮らしを手にするためにさくっと眺めていってくださいね。
初めての一人暮らしで調理器具にこだわってはいけない理由
調理器具の持ち過ぎはNGです。理由は以下のとおり。
使う機会の少ない調理器具は役立つことより邪魔になることのほうが圧倒的に多いため
狭い部屋、もとい狭いキッチンでは収納スペースが限られています。ついでにコンロなどの設備もパフォーマンスとしては十分でないことが多いです。
そんな場所では調理器具がたくさんあっても正直邪魔になるだけ。使う機会が少ない可能性も高いことから、とりあえず一人暮らし初心者は必要最小限の調理器具だけ用意したほうがいいでしょう。
それと調理器具が少なければ自ずと作れる料理が限られます。凝った料理(難しい料理)を不用意に作ることもなくなるので、料理で失敗することが少ないこともメリットと言えますね。
一人暮らしの調理器具はこの7つだけあれば十分
というわけで、狭いキッチンを利用する上で「これだけあれば十分でしょ」という調理器具をご紹介。
- フライパン
- 包丁・まな板
- ざる・ボウル
- 菜箸
- フライ返し
これだけで十分です。
上記以外に1つ2つくらいなら追加してもいいですが「もしかしたら使うかも」くらいの調理器具――要するに汎用性に欠ける調理器具――は用意する必要はありません。
長くなるかもなので余談はこのへんにして、おすすめの理由を個々に説明していきます。
フライパン
フライパンは汎用性の高い調理器具として、1つ持っておくことを強くおすすめします。
フライパンは焼く、蒸す、茹でるなどさまざまな調理に利用が可能。野球選手だったら外野も内野も投手も捕手もいけちゃうみたいな感じでしょうか。
ただしその分酷使することにもなるかもしれません。ですので料理の質にこだわりたい人はフライパンにお金をかけるのは悪くないと思いますよ。
焦げ付きにくい商品や取っ手が外れてコンパクトに収納できる商品など、付加価値がついているフライパンなどもあります
良いものを持っていると使いたくなるのが人の性ですからね。自炊嫌いを克服するきっかけになるかもしれませんよ。
包丁・まな板
こちらも定番。包丁は収納スペースを圧迫しづらく食材のカットに防犯グッズと活躍の場が多いため常備推奨の調理器具です。まな板もセットで使うことになりますね。
ぼくは基本的に自炊はしない(するとしてもカットが必要な食材は買わない)のですが、仕事や付き合いなどでキュウリやリンゴなどを貰うことが過去に何度かありました。他人との付き合いがある以上、みなさんにも似たようなことがいつか起きるはず。
正直野菜ってそのまま食べても「凄く美味しい!」と感じる人は少ないと思います。そこでひと手間、調理をすることで美味しく野菜を消費。
基本は万能包丁が一本あればいいと思います。とはいえかさ張りにくい調理器具ということで、使用頻度が高いのであればパンをカットするためなどの専用包丁を備えておくのもいいでしょう。
まな板は下敷きみたいにぺらぺらの物でOK。ぼくは厚みのある一般的なまな板を使っているのですが、その理由はキッチンの作業スペースが狭くまな板がシンクの上にはみ出してしまうためです。
(ペラペラのまな板だと空中に浮いた部分がへにゃっとなっちゃうんですよね……)
ざる・ボウル
ざるとボウルはセットで持っておくことをおすすめします。
この2つの調理器具は、簡単な料理から複雑な料理まで利用するシーンが多いことに加え、洗うのがラクなことが採用の理由です。
個人的にはパスタやつけ麺を茹でたとき、ざるは湯切り用で重宝しました。
さらにざるとボウルは重ねて収納することが可能。狭いキッチンの限られた収納スペースの圧迫を抑えることが出来る点も、高評価な調理器具です。
菜箸
調理中の食材をかき混ぜるのに菜箸くらいはあったほうがいいですね。
菜箸の特長と言えば普通の箸よりも長いリーチ。調理には熱を使うことがほとんどだと思いますので、使いやすさだけでなく安全性にも優れた調理器具と言えるでしょう。
また熱で変形しづらいことも地味に長所かなと個人的に考えています。
無駄なものを持ちたくないぼくは、自炊に挑戦し始めた当初、炒め物をするとき割り箸で行っていました。ただ割り箸だと熱で変形したり水分で耐久性が落ちたりして使いづらいんです。
先に紹介したフライパンを使って、食材を炒める・茹でる・揚げるなどするとき、いづれの場合でも利用することが想定される菜箸は、一人暮らし初心者には必要な品です。
フライ返し
決して利用頻度が高い訳ではありませんが、フライ返しは持っておくと便利です。
無駄なものを持ちたくない九九位にしては意外なチョイスだな、と思われた方がいるかもしれません。ですがフライ返しは思っている以上に優秀な調理器具なんです。
- 焼いた食材をひっくり返すとき
- フライパンにこびりついた食材をはがすとき
- 湯選したパウチや水餃子などを熱湯から救うとき
などなど活躍の場は以外にも多いんです。
お玉や泡立て機も似たような形状なのでいっしょに揃えておこうと考える人がいるかもしれません。が、ぼくはあんまりおすすめしません。
(理由は後ほど解説します)
フライ返しは平べったい形状で壁にかけるときも収納スペースに納めるときも、邪魔になりづらい優秀な子です。可愛がってあげてください。
狭いキッチンで不要な調理器具
せっかくなので、狭いキッチンでは「別になくてもよくねか?」という調理器具についてもいくつか紹介します。
がっつり自炊するのをおすすめしていない一人暮らし初心者さんは、無駄な初期費用を発生させないためにも要確認の情報となっています。
最低限必要な調理器具と合わせてこちらもぜひご確認を。
- 鍋
- ピーラー
- おろし金
- 泡立て機
- おたま
- トング
鍋
鍋はかさばるのでいらないです(ばっさり)何かを茹でるときはフライパンで十分事足ります。
スパゲッティも真ん中で半分に折れば十分許容範囲です。個人的には一口で食べやすい長さになって一石二鳥かな、と思っています。
ピーラー・おろし金
これらの調理器具も使うシーンが限定されているため、一人暮らし初心者が用意する必要性は薄いでしょう。
たしかに野菜の皮をむく、大根やリンゴなどをすりおろすといった作業では大活躍してくれる調理器具です。しかしがっつり自炊をやらない人にとって、その作業って年間どれだけ行うのでしょうか。
そんなごくわずかな使用回数のためにピーラーやおろし金を用意するのは貴重な収納スペースの圧迫につながります。何より本当に必要なものを手に取りたいとき邪魔になってしまうでしょう。
キッチンに引き出しが多く収納に余裕があり、なおかつ「絶対にコレがないとダメ」ということがなければ用意しないのが妥当ですね。
泡立て機・おたま
泡立て機や泡立て器、おたまなども、必要なシーンがパッと思いつかないようならお手入れや管理が面倒なので無くても問題ありません。
ちなみに泡立て機は使用頻度の低さに加え、汚れたときのお手入れのしづらさも難点。
おたまは洗いづらさはないものの、使っていないうちに椀の部分にホコリが溜まることが欠点です。キッチンの壁にかけている場合は特にホコリが溜まりやすいでしょう。
ちなみにおたまは汁物の料理を作るときに使うことが想定されますが、レトルトで売っていることも多いです。時短を優先するならぼくは断然レトルトを推します。
というわけで泡立て機・おたまは、使うつもりがないなら絶対に購入しないでください。
キッチンが狭い狭くない関係なく、一人暮らしが購入非推奨なアイテム
世の中には便利グッズがたくさんあります。物によっては「使うのが当たり前」みたいに持て囃されている商品も少なからずあります。
キッチンに設置するアイテムにも、これを用意しておくのは常識みたいに思われている商品がいくつか存在していることが九九位調べによって判明しました。
用意すると生活が快適になるどころか、むしろ一人暮らしの生活がしづらくなる商品もあります。必ずご確認をっ。
- 三角コーナー
- 栓抜き・缶切り・ワインオープナー
- キッチンばさみ
- 布巾
生ゴミを入れておく三角コーナーは、不浄の素。ゴミとして処分するまで常温で保管することとなるため劣化が早まります。また臭いが発生したときにフタの役目となるものがないので、部屋に悪臭が漂う可能性も高めな点で不採用推奨アイテムです。
これが1番の正解という方法はありませんが、いくつか上手な方法として
- 生ゴミはすぐに捨てる
- 臭いが部屋に洩れない蓋つきゴミ箱を使う
- ゴミの劣化を抑えるため低温の冷凍庫などで保管する
などがあります。そもそも生ゴミが発生するような食品は買わないというのも選択肢としてはアリだと思います。
(基本ぼくはそうしています)
また栓抜きやワインオープナーも小さいものですが購入はあまりおすすめしません。
便利な道具は使いたくなるもの。お酒好きじゃない人も、珍しいお酒が安く売られていたら「ワインオープナー持ってるから買ってみようかな?」となりがちです。というかぼくの体験談。
酒類は酒税のからみなどあって、基本的にジュースより単価が高いです。安いと感じても実はけっこうな出費になっているかもしれません。
ちなみに缶の食品は素手で開けられるものを買えば、缶切りも必要ありませんね。キッチンばさみも同様、調理に手間のかかる食品を購入する口実になるので不要です。
関連して布巾も衛生的ではないので不要です。
ぼくがおすすめする代用品はキッチンペーパー。使ったあとにゴミが出ますが、衛生的で油汚れも容赦なく拭き取れますし、油分の多い食べ物を紙皿で食べる人は簡易クロスとして下に敷くことも可能。
クロスとして使ったあとに布巾のようにテーブルを拭くのもグッド
一人暮らしで持っておくべき調理器具7選|まとめ
ここまで油汚れみたいな文章に目を通していただき、ありがとうございました。
最後に今回の重要ポイントをプレイバック
一人暮らしで持っておくべき調理器具7選
- フライパン
- 包丁・まな板
- ざる・ボウル
- 菜箸
- フライ返し
上記の調理器具は自炊をしない人も持っておくことをおすすめします。いつ心変わりするか分かりませんからね。
(特にこれまで一人暮らしの経験がない人は)
自炊をする人も調理器具の持ち過ぎはキッチンの使いづらさにつながります。
紹介した調理器具だけでも十分美味しい料理はつくれます。見た目や味にこだわって100点満点の料理をつくらないと気が済まない、ということでなければまったく問題ないはずですよ。
すでに「余計な調理器具(やキッチングッズ)を買っちゃったよぉ」という人。今からでも遅くありません、不要なものはすぐに処分して快適な環境を手に入れましょう。
それではまた!