お世話になっております。九九位です。
こちらの記事は、インテリアコーディネーター資格試験、合格のための取り組み記録になります。
これまでの流れだとタイトルは「約30日後にインテリアコーディネーターになる九九位」と銘打つはずでした。
が、今回はちょっと別のことをお伝えすることに。というのも
2023年より、インテリアコーディネーター1次試験の実施方法が変更される
という情報が公式サイトより発表されたためです。
※発表自体は2022年の12月にされていましたし、他の発信者さんも紹介していたので「今さら!?」と思われるかもしれませんが……
こちらの記事では、
- インテリアコーディネーター試験の変更点
- 変更によって、受験者にとって都合が良さそうな点
- 変更によって、受験者にとって都合が悪そうな点
などを他のコンテンツよりも分かりやすく紹介します。
詳しい受験概要は2023年4月中旬ごろの予定なので、現時点で分かっている情報で試験がどんなふうに変わるのか分析しました。
インテリアコーディネーター試験の受験を予定している人も、ちょっと気になっているだけの人も、さくっと読める内容なのでぜひ眺めていってくださいね。
インテリアコーディネーター試験実施方法の変更ざっくり説明
まずは公式より発表されているインテリアコーディネーター試験の変更点についてご紹介。
なお変更が予定されているのは1次試験のみ。2次試験は従来通りの試験方法で実施されるようです。
2022年(第40回)まで | 2023年(第41回)以降 | |
受験方式 | マークシート方式 (筆記式) |
CBT方式 (試験会場のパソコン画面に表示される問題を選択解答) |
試 験 日 | 10月第2日曜 | 9月中旬~10月中旬(予定)の間の希望日(1度のみ) |
試験時間 | 160分 | 120分 |
試験会場 | 全国9地域に設置した会場 | 全国のテストセンター |
問 題 数 | 50問 | 36問 |
良くなりそうなところ → 青字
悪くなりそうなところ → 赤字
まだなんとも言えないところ → 緑字
で表記しました。
確かに変更点から判断すると良いことずくめ。
ただし現時点で分かっていないこともあります。そういった要素が、もしかしたら受験生にとってマイナスになるかもしれません。
次項から、試験方式変更によって良くなりそうな点・悪くなりそうな点をもうちょっと詳しく解説します。
インテリアコーディネーター試験方式変更後、良くなりそうなところ
インテリアコーディネーター試験の変更点から、受験者にとってメリットとなりそうなことは下記のとおり。
- 試験の負担が激減する(1次試験のみ)
- 試験が受けやすくなる(1次試験のみ)
- 受験者が増えるかも
試験の負担が激減する(1次試験のみ)
さきほどの変更点をまとめた表からも分かるとおり、インテリアコーディネーター1次試験の負担が大きく減少します。
試験の問題数が50問から36問と、14問も減るのは受験者にとってありがたい緩和措置です。
「なんで自分が受験した翌年にこんな緩和措置が取られるんだ! 不公平だ!」といってるのはどこの誰でしょう。
なお2次試験の出題方法は、従来通りプレゼンテーション(製図)と論文で変更はないようです。
試験が受けやすくなる
2023年以降は試験会場が全国に広がり、受験日を一定の期間から自由選択できるようになります。
従来は9つの試験会場で、受験日は年に1度(10月の第2日曜日)と限定されていたので、仕事の都合を合わせたり、交通の負担が大きかった人も多かったはず。
「なんで自分が受験した翌年にこんな緩和措置が取られるんだ! 夜から仕事があるからお土産買う暇もないまま往復約4時間、疲労困憊の1日を経験したというのに!」
といっているのはどこの誰でしょう。
なお2次試験の試験会場は、従来通り全国9箇所の試験会場で行われるようです。
受験者が増えるかも
名目上、試験の実施方法変更理由としては「コロナ禍や気象災害の影響を鑑みて」ということですが、ぼくは裏の理由があると予想しています。
試験が受けやすくなる→試験のハードルが下がる→前から気になっていたけど受験をためらっていた人を呼び込む
という戦略があるように思えてなりません。
あんまり詳しく書くと、とても強くパンチされるかもしれないので割愛します。ともかく受験者が増えるかもしれません。
受験者が増えるのは試験の主催者側にとってメリットとなる一方、受験する人にとってもメリットがあります。
にわかの受験者が増える → 真面目に準備した受験者の合格率が高まる
インテリアコーディネーターの試験は相対評価試験となっています。
相対評価とは、
簡単に言うと、受験した人の上位〇〇%は合格、それ以外は不合格というもの。合格のボーダーラインが問題の難易度で変わる、というもの
ちなみに「○○点以上とったら他の人とか関係なく合格!」というのは絶対評価の試験。こっちの方が一般的かもしれませんね。
ともかく、インテリアコーディネーターの資格を「試しに受けてみようかな~」といったにわか受験者が増えれば、その人たちが不合格の枠を多く占めることになります。
その分、真面目にこつこつ準備していた人が合格の枠に入りやすくなる、とぼくは考えています。
インテリアコーディネーター試験方式変更後、悪くなりそうなところ
インテリアコーディネーター試験の変更点から、受験者にとってデメリットとなりそうなことは下記のとおり。
- 自己採点ができないかも
- 受験タイミングによって合格点が異なるかも
- 試験準備が大変になるかも
自己採点ができないかも
1次試験のもっとも大きな変更点のひとつとして、ペーパーテスト(マーク式)からパソコンを使用して解答するCBT方式になります。
※2022年12月19日に公式よりどんな画面になるかイメージが展開されました。
従来のペーパーテストなら問題用紙を持ち帰ることができたので、正式な合否が発表される前に自己採点が出来ました。
しかし今後パソコン画面で解答する試験方式に変更されると、自分の解答を持ち帰って自己採点できない可能性があります。
あとから受験する人が問題を事前に知ることができないよう、解答した画面のプリントアウトなどもできないのでは? と予想しています。
それにより受験者にとって1番困るのは、2次試験の準備を始めるタイミングが掴みづらくなる、ということ。
例年1次試験の正式な合否は2次試験の2週間くらい前に発表されていました。そこから2次試験の準備を始めるのは、はっきり言ってめちゃくちゃ大変……
合否が分からないことで、多くの人に2次試験の対策教材を購入させようとする仕組みに思えてなりません。合格しているかどうか、すべての受験者は正式な合否発表までソワソワすることになるかもしれません。
受験タイミングによって合格点が異なるかも
試験日について、年1回の縛りがなくなったことで自分の都合がいい日に試験を受けやすくなりました。
しかしもしかすると、期間ギリギリになって受験する人は、合格するための点数が高めに設定されるかもしれません。
重ねてお伝えしますが、あくまで予測です。
試験問題の36問は、難易度にばらつきがでないようランダムに出題されます。
他の受験者と解答を共有することはできませんが、「こういう問題が出たよー」と一方的に情報を発信することは不可能ではありません。
用意されている問題数がいくつあるのかは分かりませんが、無限ではないはず。
たくさんの受験者から少しずつ出題された問題の情報を集めることができたら、あとから受験する人に有利になってしまいます。
その対策として、もしかしたら受験期間ギリギリで試験を受けた人には、なんらかのハンディキャップが設けられるかも……という勝手な予測です。
試験準備が大変になるかも
こちらは2023年ではなく、翌年2024年以降受験する人の懸念事項になります。
試験の準備として過去問に触れることはとても重要。その過去問が、2023年分以降は飛躍的に増える可能性があります。
理由 → 出題される問題の数が膨大になるかもしれないため
2022年以前は50問で固定でしたが、2023年からは受験する人によって問題が異なります。
2023年に出題されたすべての問題が過去問として2024年以降の教材に収録されたら、広辞苑レベルの厚さになるかもしれません。
再三のリマインドで申し訳ありませんが、あくまで予測です。
もしこの予測が現実になるなら、やっぱり2023年にインテリアコーディネーターの試験を受験しておくのがベストとなるでしょう。
改善?改悪?インテリアコーディネーター試験実施方法変更まとめ
ここまで駄文を眺めていただきありがとうございました。
ぼくの結論としては「ちょっとまだ分からないこともあるけど、試験方式の変更は受験者にとってメリットが多い!」です。
いろいろ言いましたが、もしインテリアコーディネーターの資格が気になっている人は2023年に取得を目指してみるのがおすすめです。
ただし試験の難易度は据え置きということは覚えておきましょう。
というわけで、2次試験の結果に不安を感じている九九位がお伝えしました。
来月合否発表予定、
しかしてお待ちを!
![0日後にインテリアコーディネーターになる九九位](https://kukui-biboroku.com/wp-content/uploads/2023/02/andrea-de-santis-Vryc38EppGY-unsplash-320x180.jpg)