お世話になっております。九九位です。
こちらの記事は、インテリアコーディネーター資格試験、合格のための取り組み記録になります。
年末が近づいてきました。今年は雪があんまり積もらないといいですね。
それもそのはず。タイトルを見て気づいた人もいるかと思いますが、前回からまだ半月しか経っていません。
さて、ついに第40回インテリアコーディネーターの2次試験が実施されました。
というわけで、かねてからひそひそと準備をしていたぼく、九九位も2次試験受験のため、ふたたび大都会東京の地へと降り立ちました。
厳重注意を受けてしまいました。では簡単に内容の概要だけ。
- 第40回インテリアコーディネーター2次試験の感想(というより当日のぼくの行動)
- 第40回インテリアコーディネーター2次試験の内容(話せる範囲で)
- 第40回インテリアコーディネーター2次試験の手ごたえ
- 今後のことについて
ぼくと同じように今回のインテリアコーディネーター2次試験を受験した人は、自分のできがどれくらいだったか、なんとなくの比較対象になると思います。
機会があればインテリアコーディネーター試験受けたいなって思っている人も、2次試験ってどんなことをするんだろう? という疑問の解消に役立つでしょう。
ゆっくり時間がとれる人も増えたと思います。片手間で気軽に読める内容なので、だらだら眺めて行ってくださいね。
第40回インテリアコーディネーター2次試験の感想
※内容薄めなので読み飛ばしてOKです。
12月4日、第40回インテリアコーディネーター2次試験の当日、5時に起きたぼく。
東京に行くための新幹線は8時過ぎなので時間はたっぷりあります。
早起きしたぼくは、さっそくPCを起動させ、アマプラからジェイソンステイサム主演のアクション映画、ワイルドカードを視聴しました。
前回の記事でもチラッと触れましたが、製図の練習に飽きていたぼく。
1ヵ月前は1日2時間以上連中に時間を割いていましたが、2次試験の1週間前ごろからはかなりサボっている状態だったのです。
直近でやっていたこととしては……
- 今回の試験で出題が濃厚と予想されていたアイソメ図を、気が向いたら練習する
- 過去問の論文をトレースする(見たまま書くだけ)
といった感じです。
もっとも、1次試験終了後、即時2次試験の準備をスタートしていたからこその練習量ではありますが。
それに、直前に詰め込んでどうにかなる試験内容でもありません。
平常心を保つためにも好きな映画を観てリラックスしておいたほうがいい、そう思って朝はのんびり過ごしたというわけです。
朝のローテンションにはちょうどよかったと思います。
そんな朝を満喫したぼくは、予定通り新幹線に乗って東京に出発。
移動中は1次試験のときのように動画教材でも眺めようと思いましたが、試験課題の性質上そんなに詰め込めることもなかったので、車窓の景色を楽しむ時間が長かったです。
新幹線は予定通り東京駅に到着。試験会場は1次試験と同じ大学の校舎で場所も分かっていたので、1次試験のときと同じく会場までは歩いて行きました。
特に大きなイベントもアクシデントもないまま会場へ到着。
前回は会場の座席を間違えて座るという失態を犯しましたが、今回はそれもなし。
ちなみに今回の座席は入口側最後列。1次試験のときと同じくみなさんテキストを読んで追い込みしていました。
試験開始15分前には試験管からの注意事項が説明されます。
まあ「退出したらもう再入室はできないよー」とか「ペットボトルはラベルをはがしておいてねー」といった1次試験のときと似た内容でした。
そんなわけで試験開始。それから苦闘すること180分。インテリアコーディネーター2次試験、もとい第40回のインテリアコーディネーター試験が終了しました。
論文と製図を続けてやったのが久しぶりだったからか、終わったころには頭痛に襲われてしまったぼく。
予約していたホテルに逃げるようにチェックイン。その後、駅地下のレストラン街(?)で夕飯をとったことで復調しました。
(ステーキを食べました、美味しかったです)
たださすがに寒風吹きすさぶ夜間に東京観光を楽しむほどの余力は残っておらず、あまり寄り道することもなくホテルに戻ってゆっくり過ごしました。
試験当日の九九位の行動は、おおよそ上記のような感じです。
終わってしまうとあっという間だったようなインテリアコーディネーター試験。しかし学生時代の中間・期末テスト後のような解放感は持てません。
結果が出るのがまだ当分先というのもあります。しかし本当の原因は、これで学習する週間を断ってしまっていいのか? という感情かもしれません。
とはいえちょっとくらい頑張った自分にご褒美は上げてもいいでしょう。ということで翌日は東京観光をたっぷり楽しみました。
(機会があればお話しします)
第40回インテリアコーディネーター2次試験の内容
では次に第40回インテリアコーディネーター2次試験の内容について、お話しできる範囲で語っていこうと思います。
2次試験の課題は、大きく下記の2点です。
- プレゼンテーション課題(製図課題)
- 論文課題
まずプレゼンテーション課題について。
インテリアコーディネーター2次試験で行うプレゼンテーション課題では、試験問題に記載された要求条件を満たした図面を完成させる必要があります。
過去には
- 部屋を上から見た「平面図」
- 部屋を横からすぱっと切り取った「立・断面図」
- 斜め上から見下ろすような図面である「アイソメ図」
- 奥行きの表現が必要な「パース図」
などが過去に問われてきました。
さきほどちらっとお話ししましたが、第40回のインテリアコーディネーター2次試験では、出題サイクルからアイソメ図がくると予想されていました。
実際に出題されたのは、平面図+家具詳細図でした。
家具詳細図とは、家具を正面から見た図面です。家具の詳細な寸法や扉の表現、使い方や材料などの記述が求められます。
ボリュームの小さい立・断面図みたいな図面です。ですのでぼくの中ではそんなに難易度は高くない認識……
ですが書かなくてはいけない家具の形状が厄介だと、当然難易度は上がります。
基本的に平面図で書いた家具の補足情報を家具詳細図で書くことになるので、平面図のプランニングが重要となります。
今回の試験では、その平面図がかなり苦戦する内容となっていました。
苦戦することになった原因は、主に下記の2点です。
- 過去問や予想問題で見かけないような家具の図示が求められた
- とにかく製図のボリュームが大きかった
第40回2次試験のプレゼンテーション課題では、自然に囲まれた一軒家のインテリアコーディネートが出題。
そのような環境に合わせてか、部屋の中には暖炉が設置されており、暖炉用の薪棚を描くような指示までありました。
一応解答用紙にはイメージ図や寸法が記載されていましたが、平面図上でどうやって表現すればいいのか分からず迷った人も多いのではないでしょうか。
ぼくは深く考えず、ソファやイージーチェアのようにシンプルに表現。部屋のどこに設置するかも迷いましたが、ぼくは素直に暖炉の真横に設置。
(平面図上で左側)
そしてなんといっても、製図のボリュームが大きかったことが苦戦の大きな原因となりました。
平面図に時間がかかりすぎてしまい、他の図面・論文が完成しなかったという人もいたとか……。
近年プレゼンテーションの要求条件(書かなくちゃいけないこと)が多くなっているらしく、今年もその傾向が出たのでしょう。
平面図は着彩が求められることも多い図面です。本年もその例にもれなかったので、着彩にもかなり時間を費やすことになりました。
平面図にかける時間は約1時間を目標としていましたが、だいたい80分くらいかかってしまいました。
対して家具詳細図は、それほどシビアな要求条件ではありませんでした。
2つの図面作成が求められましたが、それほど迷うことなく描き進められたので、だいたい3,40分ほどで完成。
あっさり完成しすぎてしまって「もしかして見当違いのことしてる?」と少し不安になるほどです。
何度も見直して大きなミスはしていないと結論づけたぼく。……まあ、大丈夫でしょう。
そして2次試験もう一つの課題、論文
論文のテーマはカーテンに関することでした。『カーテンを使ってできる防寒対策』みたいなお題で、生地と吊り方のアドバイスをしておくれ、みたいな問題でした。
窓に設置するためのいわゆるウィンドトリートメントは、論文として出題される可能性があったので、ある程度一次試験で学んだことの復習はしていたぼく。
しかしカーテンという限定品目に加え、生地や吊り方でできる防寒対策となると、正直なところ盲点。はっきり言うとお手上げです。
- ハニカムスクリーン→断熱効果を謳っているウィンドトリートメントだが、カーテンではないため論文趣旨からブレる
- 上部にカーテンボックスを設置→カーテンを吊るためのものではないので、こちらも論点とのズレが減点対象になると予想
それでもなんとか文字数は埋めなければなりません。
カーテンの生地は厚いほうが断熱効果が高いようなこと、カーテンを2種類組み合わせて使うと断熱効果が高まるようなことをダラダラと書いて、なんとか550文字以上という文字数は稼ぐことに成功しました。
ただし、やっぱり不安要素があります。
まずはカーテンの吊り方について、
ぼくが用いた知識としては、カーテンフックを隠すことができるBタイプのフックを使用するというもの。
吊り方を聞いているので付属品であるカーテンボックスの記述は論文のテーマとずれると思って避けました。
しかしTwitterなどから受験者の話を聞くと、カーテンボックスについて書いた人がそこそこいました。それでいてBフックというワードを使ったという意見はちらりとも聞こえず……。
またカーテンの生地について
薄い生地より厚みのある生地のほうが断熱性が高いことを記述。ベタというより当たり前すぎることなので、ちょっと厳しいかもしれません。
そう思って付け足したのが保温性のありそうな特殊加工のこと。具体的には「キルティング加工」のことです。
↑ダウンコートによくみられる加工ですね。暖かそう。
部屋の寒さ対策として十分かどうかはさておき、カーテンの加工として実在するものなので見当違いということもないはず。
問題は加工の名称について。「キルティング加工」と書くべきところを「キルティッシュ加工」としてしまいました。
生地についても、ぼくが記述を避けたハニカムスクリーンのことを書いた人が多数存在。もしかしたら避けなくてもいいことを苦労して回避してしまったかもしれません。
ただ試験の合否を決める大きな比重を占めるのは、やはり製図課題であるプレゼンテーション。
なので論文については……まあ、大丈夫でしょう。
第40回インテリアコーディネーター2次試験の手ごたえ
単刀直入に言うと、手ごたええはほとんどありません。
ですがこれはどの受験者さんもきっと同じ。仮に普段の実力以上の図面が描けたという人でも、確実に受かったとは思えないのではないでしょうか。
- 着歳が雑(机が狭すぎて着際しやすい用紙の向きに変えられなかった)
- 線の太さにメリハリがない(筆圧弱いのに無策で挑んだため)
- 論文(良かった点が思いつかない)
- 自分で把握できていない大きなミスがあるような……
etc……
一応図面も論文も完成はしました。定説を信じるなら合格圏内ではあります。ただ不確定要素が多すぎるため、今はなんとも言えないのが正直なところ。
とはいえ、
この○日後にインテリアコーディネーターになるシリーズは、合格することを前提にした記録です。
不安がないと言うと嘘になりますが、合格するという結末は揺らがない、と考えています。
1次試験のときとは異なり、2次試験では、明確な答えがありません。そのため模範解答を頼りに、自身の出来栄えを評価することになるのですが……
12月8日現在、「これが模範解答だ!」というものを公開している発信者さんは、おそらくいらっしゃいません。
どうしても合格発表までに模範解答を知りたい! という人は、ハウジングエージェンシーさんのホームページから模範解答プレゼントの申し込みをしましょう。
- 個人情報の入力が必要です
- 模範解答は郵送によって送られてきます
- 早くても、到着は1月上旬ごろ
- 第40回の2次試験受験者限定(当然ですけど)
上記を踏まえた上で模範解答が欲しい人は、こちらから模範解答プレゼントに申し込みください。
(あ、無料です!)
今後の予定
1月は振り返り、総評、試験に対する意見、文句?などを語るつもりです。
学習時間や費用、コスパなど交えて解説できたらいいなと考えています。
ハウジングエージェンシーさんの模範解答プレゼントはぼくも応募しているので、もし早めに到着したらそのことについて触れるかもしれません。
いずれにせよ、個人発信者だからこそできる忌憚ない意見でお届けする予定です。
次年度以降試験の受験を考えている人はぜひ読んでみてくださいね。
では、今回はこのへんで
また次回!
追記
来年から1次試験が大きく改変されるみたい……
いろいろ変わるようですが、なんだか試験が受けやすくなるみたいです。
受験のタイミング間違えたかもしれません。
今度こそまた!
![【改善?改悪?】インテリアコーディネーター1次試験実施方法変更について解説します](https://kukui-biboroku.com/wp-content/uploads/2023/01/nick-fewings-5RjdYvDRNpA-unsplash-320x180.jpg)