「夏休みだから実家に帰省! ところで一人暮らしの部屋を長期不在にするときって、なにかやることってあるの?」
結論、あります。
一人暮らし初心者の大学生時代、ホームシックでことあるごとに帰省しまくっていた九九位が、一人暮らしの部屋を不在にするときにやっておくべきことを分かりやすく紹介します。
やっておいたほうがいいレベルのことから、やり忘れたらとんでもない事態に発展するかもしれないことまで、今回は6点紹介します。
やろうと思えばもっと詰めることができることもあるのですが、一人暮らし初心者にとって負担が大きくなりそうなことは省きました。
(一人暮らしに慣れていても面倒なことですし)
一部を除いてほとんどが個人レベルで、しかも数分でできることです。実家に帰省、長期の旅行に行く前に、ぜひ確認してみてください。
一人暮らしの部屋を長期不在にするときにやること6選
ではさっそく、一人暮らしの部屋を長期で不在にするときに、やっておくべきことを紹介します。
- 排水溝に水をためておく
- 戸締りをしてカーテンも閉める
- 郵便受けの中身を確認しておく
- 腐りそうな食品を残さない
- 待機電力をカットする
- 溜まっているゴミを処分する
「フン、言われるまでもない」「それくらい分かってるよ○○○○(放送禁止)」という声もちらほら聞こえてきますが、だからこそ忘れてしまうこともあるんです。
ですのであとでチェックリストみたいに使って頂けると幸いでございます。
排水溝に水をためておく
シンクやお風呂場の排水溝内には、「トラップ」という水の溜まっている場所があります。
↓シンク下の収納を開けるとよく見ますね。
パイプの下から登ってくる悪臭や害虫などの侵入を、このうにょんに溜まった水が防いでくれるんです!
つまりトラップの水が乾くと、臭いや害虫が室内に侵入しやすくなってしまうということ。
自分の大事な一人暮らし部屋に起きたら笑い事じゃありません。腐れ谷(某死にゲーの絶望ステージ)じゃないですか。
ですので長期で部屋を不在にするときは、水をたっぷりトラップに貯めておくことをおすすめします。
特に水分が蒸発しやすい夏場は要注意。抵抗がなければ水道からぽたぽた水が流れるようにするのも効果的です。
戸締りをしてカーテンも閉める
通気性がなくなるので「ちょっとやだな……」と思う人も多いと思いますが(ぼくもですが)やっぱり戸締りは重要です。
人災だけでなく自然災害から大事な一人暮らしの部屋を守るためでもあります。
合わせてカーテンもぴっちり閉めておくのがいいでしょう。
カーテンを占める主な理由は、
- 不在を悟られにくい
- 外の熱が室内に侵入するのを防いでくれる
ブラインドなども射熱性能は低いですが、閉じておくことをおすすめします。
郵便受けの中身を確認しておく
一人暮らし部屋を開ける前に、ポストに郵便物が入っていないか確認しておきましょう。
チラシなども全部処分してポストの仲をキレイな状態にしておくのがベスト。
また部屋のドアに郵便受けが備え付けられている場合は、受け箱のフタを空けておくのを検討してみてください。
投かんされた郵便物は玄関の床に落下してしまうため、余っている段ボールやカゴなどを置いておくのがいいでしょう。
(というか、学生時代にぼくがやっていたことです)
また頻繁に郵便物が届く人や、ポストが集合受け箱などで、誰でも簡単に開けられてしまう人は、郵便物の一時発送停止をしておくのもおすすめ。
郵便局に申し出をする必要があるのでちょっと面倒ですが、そんなに難しくはありません。
- 必要なのは免許証などの本人確認書類のみ
- 配達を担当している郵便局じゃなく最寄りの郵便局でもOK
もっと詳しく知りたい人は、こちらのリンクからご確認ください。
腐りそうな食品を残さない
あなたがいない間も食品の劣化は止まりません。どうせならおいしく食べれるうちに処分しておくのがおすすめです。
無理やり保存食などまで処分する必要はありませんが、足の速い食べ物は最低限食べきるようにしましょう
ちなみにぼくは大学1年の夏。冷蔵庫と冷凍庫にある食品をすべて平らげたので、冷蔵庫の電源を切って帰省しました。
冷蔵庫1日あたりの消費電力は、一人暮らし向けサイズの冷蔵庫168Lでおよそ20〜30円。
2ヵ月の夏休み中ほとんど帰省していたので、当時使っていた低性能冷蔵庫だと1.300円くらい節約できていたと思います。
現在は省エネ達成率100%の冷蔵庫が増えているのでここまでの金額にはなりづらいです。それでも節約できるのは確か。
「はっ、たったそれだけか」と思う人もいるかもしれません。ですがコンセントを抜いただけで500円もらえたら嬉しくないですか?
500円あったら、
- 松屋で牛丼食べれます
- 暑い夏に100円自販機5回使えます
- アマプラ1ヶ月使えます
- SPY×FAMILY新刊読めるます
閑話休題。ともかく最低限すぐにダメになってしまう食品だけは片づけてから帰省してくださいね。
待機電力をカットする
家電製品の多くは、コンセントをつないでいるだけで電力を消費しています。
待機電力が発生する主な理由は、必要な時にすぐに使えるため
帰省中はすぐに使う家電製品なんてありませんので、どうせなら不要な待機電力はカットしましょう。
前項で紹介した冷蔵庫以外に、下記の家電も待機電力がカットしやすくなっています。
- テレビ
- DVDプレイヤーやゲーム機など
- Wi-Fi機器
- ガス温水器(ガス給湯器)
- エアコン
- 電子レンジ
- 扇風機
- 温水洗浄便座
ちなみに洗濯機やドライヤーなど非使用時に電力を使わないものはあまり待機電力がかからないorまったくかかりません。ですのでスルー推奨。
家庭における待機電力は、年間で6.000円~7.000円と言われています。
そうです、正直1カ月程度待機電力を断ったからといって大きな節約にはなりません。それでも前項の冷蔵庫でもいった通り、電源OFFるだけで数百円貰えるならコスパはいいです。
たとえばエアコン。
エアコンは待機電力を使って内部の冷媒の温度を調整しています。コンセントを差してすぐにエアコンを使おうとすると、室外機に負荷がかかりやすく、最悪故障することもあります。
まあ長期不在時の必須項目というわけではないので、余裕があったらできる範囲でやればOKです。
溜まっているゴミを処分する
冒頭で言っていた「そりゃそうでしょ!」項目。しかし意外と忘れがちなので紹介させていただきました。
ゴミの種類や放置時間、時期などによって臭いや害虫の温床となることもありますからね。
ゴミの量が少ない場合も、精神衛生上の観点から捨てておく(最低限チェックだけでもしておく)のが賢明です。
一人暮らしの部屋を長期不在にするときにやること6選|まとめ
お忙しいところ、ここまで目を通していただきありがとうございます。
最後に、今回の内容をざっくりプレイバック。
一人暮らしの部屋を長期不在にするときにやること
- 排水溝に水をためておく → 悪臭・害虫から部屋を守る
- 戸締りをしてカーテンも閉める → 悪天候や悪い人から部屋を守る
- 郵便受けの中身を確認しておく → 重要な投函物がないかチェック
- 腐りそうな食品を残さない → 冷蔵庫の平和のため
- 待機電力をカットする → ちょっとの作業で小銭儲かる
- 溜まっているゴミを処分する → 当たり前すぎて忘れがちなので注意
ちなみに電力会社やガス会社に一時的な利用停止を依頼すれば節約の面ではもっと効果が期待できます。が、今回は節約メインではないですし「そこまでやるのしんどくない?」ということから割愛しました。
学生さんは夏休みなどで帰省する前に、社会人は趣味で旅行に行く前などに、こちらの記事をまた眺めにきてください。
安心した状態で部屋を空けて、休暇をエンジョイしてくださいね。
それではまた!